BED j.w. FORD 2025年春夏コレクション
- mashroom
- 2024年6月24日
- 読了時間: 2分
BED j.w. FORDが2025年春夏コレクションをパリで発表しました。
デザイナー山岸慎平は、オフィスワーカーから現場作業員、身近な暮らす家の管
理人に致るまで、働くすべての人たちが労働を終え、帰る姿を想像してコレクションに反映させました。
2025年春夏コレクションのパターンに込めたムードは、ブランドのシェイプを下敷きとして、「働くものたち」の装いの瞬間をとどめた形状として形作られています。
ストラップで固定できるシュリンクした袖元や、成り行きに逆らわない自然なヘムラインは、基調となるセットアップやしなやかなシャツと共生することで、シックな厳格さと気取らない姿が交流するユニークなシルエットを描きます。
これまで以上に軽妙な山岸のウィットは、就業の音を奏でる小さな鐘、観るものの直感に委ねた楕円のテキスタイル、重厚なバックルを備えたアソートのベルト、休息を望む心を表した羽などの立体化したモチーフを通して人々の心境を直喩していきます。背筋が伸びて、まっすぐな目で闊歩するあるひとはレザーで作られた工具バックを手に、草臥れたシューズとともに忙しなく歩き回ります。
「このコレクションは、働く人たちに向けた賛歌と共感なのだ」「奇跡のように何も起こらない当たり前の生活を愛おしく思える心を持つ、働く人々が織りなす劇場でもある。私も、そのキャストの一員でありたい」とデザイナー山岸は今回のコレクションを語りました。
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