デザイナー赤坂公三郎が手がけるブランド「KOZABURO」が2021年春夏コレクションをNYファッションウィーク公式プラットフォームにて発表した。
赤坂はこのグローバルパンデミックな状況下で他の多くの人と同じように、個人的な視点が変化していくことに気づいた。その中で、彼は「en-yu 円融」という日本の概念に出会う。それは個人として存在しながらも、互いがはっきりと調和している状態を指す。その考えの元、彼は新しい未来に向けたクリエーションを試みた。
90年代のフューチャリズムとシンプルなユニフォームの要素を取り入れ、新しい世代のライフスタイルを描いた。渦を巻く「ギャラクティックカモ」プリントのパジャマスタイルのセットアップ、白いタイベックパンツと揃いのマグネットボタンが付いたブレザーなどがその代表例だ。
また、今シーズンは快適性に新たな重点が置かれている。簡単に洗え、丈夫で涼しく、軽いタッチで、多くの夏を持ちこたえる耐久性を持つ。
そして当然ながらクラフト(技)は残り続ける。手撚りの絞りシャツは90年代のポップコーントップを昇華させたもの。それだけでなくシワ防止、簡易収納の特徴も有する。
今回のコレクションはニューヨーク州郊外CatskillsのGeodesicドームで撮影。銀の骨組みと白いスクリーンが宇宙船を想起させ、未知へと進んでいくブランドのアイデンティティ
ー、フィロソフィーをも表現している。
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