SOSHIOTSUKIが2023年秋冬コレクションを発表。
タイトルは”FINAL HOMME2"
デザイナー大月壮士が2013年、学生時代に作ったSOSHIOTSUKIのブランドの根幹となる「FINAL HOMME」と題したコレクション。それから10年が経ち、これまでの集大成ともいえるコレクション「FINAL HOMME 2」を発表した。
「葬列のようにも見える通勤途中のサラリーマンたちの服装からは、日本人社会に潜む同調 圧力が見て取れる」と語る大月は、一般的に“無難”とされ、日本人にとって普遍的な色でもあ る黒に深く着目。本コレクションでは白いシャツをキャンバスに見立て、様々なテクスチャ ーの黒でそのキャンバスを塗り潰すような感覚でスタイリングを構築。
悪い姿勢として矯正を強制される猫背に美を見出すことから作り出された、フードの上から ジャケットを羽織ることで生まれる猫背なシルエット。デザイナー自身の抱えてきた身体的コ ンプレックスが生んだ撫で肩に見えるジャケット。肩幅を狭く見せるスクエアネックに、天 幅を広くとったシェルジャケット。ドブネズミスーツと揶揄される、多くの日本人が着用するグレーのスーツ。あえて襟を立たせたニット。
大月自身の着眼点を随所に散りばめたマスターピースの数々が、コレクションには豊富に盛り込まれている。
リング、ループタイ、ピンブローチ、数珠、タッセルタイ、百円紙幣柄、カラーステイなど は、KOTA OKUDAとのコラボレーションにより制作。また、日本人にフィットし、ジャパンメイドに拘った物作りを作り続けている三陽山長の革靴を全ルックに採用している。
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