Yohji Yamamoto（ヨウジヤマモト）が、2021年春夏コレクションをパリで発表した。
今シーズン、パリでランウェイショーを開催した日本人デザイナーは山本耀司ただ一人。
ランウェイを彩ったのはヨウジの「黒」が美しい構築的な服。生地を垂らしたり、結んだり、服を形作るためのワイヤーをあえて露出させたりと未完成のようなディテールが随所に見られた。リラックスやコンフォートが好まれるコロナ禍にあってもヨウジは変わらないという山本耀司の反骨心が感じられるコレクション。
オープニングとエンディングに登場した白の衣装とフィナーレに登場した山本の背中に書かれた「HEART OF GLASS」は反骨心を持ちながらも、現状に心を痛めるデザイナーからの労わりのメッセージのように思えた。
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